
生産性出版 小田晋著 より
補佐役がトップと良好な関係を築くためには、次のことが必要である。
・心酔できるトップと巡り合う
補佐役として成功するには、トップの持つ天才的な要素、そして価値観や理想に共鳴し、その夢に同一化できるという幸運に恵まれないといけない。
・トップに取って代わろうとしない
トップと補佐役の関係が破綻するのは、トップが補佐役に不信感を持つことがきっかけになるケースが多い。補佐役は、トップの自己愛的傾向、嫉妬心の強さを理解して、トップに取って代わろうとしているなどと思われないよう、気配りをする必要がある。
・トップと距離を置く
トップと決定的な対立を生まないために、適当な距離を保つことが必要である。
トップの多くは、自分に直言するような補佐役を欲しいと思う。しかし、現実には難しい。トップにそれだけの魅力がないと優れた人物は来ないし、優れた補佐役に対してトップは必ず嫉妬するからである。
確かに、経営者は、自己愛的傾向、嫉妬心が強いと思います。
そんな経営者を丸ごと受入れ、自分の立場を良くわきまえて、経営者の夢と同一化できる補佐役って、ある意味経営者よりもスゴい人ではないか?
本の中に、本田宗一郎と藤沢武夫の場合のトップとその補佐役の関係も記載してあり、なかなかおもしろい内容です。
また、本の中に、
“自分が働く現場で、自分が同一化できるトップに恵まれない場合はどうしたらいいか?”
とありました。
答えは、きっぱり、
“トップと補佐役の関係は成立しない”そうです。
しかし、そんな場合でも、
自分の所属する組織への忠誠心があれば、企業や組織自体を同一化の対象として、補佐役としての献身を行うことはできる。
とあります。
補佐役って大変です(^_^;)
これって、夫婦の関係にも似てるかも

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あなたの
